母子旅路 禁断の温泉旅行 第八章 松坂美紀 35歳 / 円城ひとみ 45歳 / 奈良絵美子 41歳
作品コメント美紀はシングルマザーの道を選び、不憫な思いをさせまいとバリバリ働くキャリアウーマンとなった。夜遅くまで働き、休みもほとんどない美紀に、達也の寂しさはいつしか溜まっていった。そんな折、有給を使ってたまには親子で旅行に行けと、上司に諭されていた。美紀と達也は旅館に向かうが、美紀はまだ仕事のことばかり考えていた。ひとみと達也は親子と言うより、友達同士のように仲の良い関係になった。どんどん父親に似てくる達也に、ひとみは昔の恋心を抱くのだった。そして達也が高校生のときについに一線を越えてしまうのだった。以来二人の関係はずっと続いている。達也が20歳になると、ひとみは記念に温泉旅行に誘った。達也は卒業後は飲料メーカーの仕事に就き、慎ましいけど幸せな日々が続いた。そんな中、絵美子は体の不調を訴えた。達也は自分のために無理をしていたのだから、しばらくゆっくりして欲しいと、絵美子を温泉に誘った。 |
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